2018 BRM429 旭川200km【後編】

ブルベの朝は早い


(前編はこちら)

2018年4月29日、ブルベ当日を迎えました。
抜けるような青空で、絶好の自転車日和です。


駐車場です


緊張していたこともあり前日はなかなか寝付けず…(そしてこれが後々影響してくる)

着替えて宿(高砂温泉)のチェックアウトをし、すぐ向かいの集合場所に集まります。
反射ベストにヘルメットというブルベ特有の格好を皆さんされているのでわかりやすい。


こどもの日仕様


ママチャリでの参加者もいらっしゃいます(約2名)。
これで本日は完走を目指すそう。

受付で手続きを行い、ブルベカードを頂きます。
6時半を過ぎた頃にブリーフィングを行い、検車の後OKのサインをカードに貰い出発です。


検車中


朝7時を迎え、いよいよ出発しました。
快調に飛ばしていきます。

PC(チェックポイントですね)1の東川町のセブンイレブンまでは28kmほどですので、なるべく急ぎます。



コースについて説明します。

高砂温泉を出発後、東神楽町からぐるっと反時計回りに剣淵町まで北上し、その後南下して幌加内町を経由しつつ深川市に入り、旭川市に戻る行程です。

PCが東川、愛別、剣淵、深川の各市町に一箇所ずつ(指定のコンビニで買い物してレシートを貰う)と、更に深川市内に通過チェック(こちらは指定された石碑の写真を撮る)があります。


東川町のセブンイレブン


旭川市を抜けて東神楽町を経由して東川町に入り、セブンイレブン東川北町店に到着しました。

タイムアウトまで1時間15分と、ここまでは順調です。
しかし、トイレに行列ができて並ぶ並ぶ。


暖かくなってきました


補給食を調達して、ちょっと休憩後出発することにしました。

再度旭川市を通り抜けた後、当麻町に入って、そこから次のPCがある愛別町に向かいます。

旭川紋別道 愛別IC近くを通過します。


愛別町のセブン


愛別町のセブンイレブンに着きました。スタートから約100kmに位置するPC2です。
多数の参加者と入れ違いに入ります。

リア部のシフトワイヤーが切れてしまったという方がお二人いらっしゃり、応急処置を済ませた模様。

お二人のこれからの道中の無事を祈りつつ明日は我が身…と言い聞かせて出発します(フラグ)。


塩狩峠


塩狩峠をえっちらおっちら登って和寒町に入ります。
これがあの小説の舞台にもなった塩狩峠か…と胸を熱くしながら。

しかし、ここで異変が。

ダウンヒルの時にペダルをちょっとでも逆に回すと異音がします。
ラチェット音というものではなく、それも「ががががががーーー!」という大きな。

どうも気になって仕方がないので、
「道の駅 絵本の里 けんぶち」を途中で見つけ、トイレがてら立ち寄ります。
休日だけあって車と人でごった返していました。

他のブルベ参加者の方に、先程の症状を診て貰います。

どうやらディレイラーかフリーから音が鳴っているのでその辺りのトラブルではないかとのこと。

幸いにしてさほど高速で走らなければ音は出ないので、ゆっくり行くことにします。


ホットシェフは無かったので豚肉カルビ弁当


剣淵町に突入し、PC3のセイコーマート けんぶち店に到着しました。
スタートからここまで94km、もう少しで折り返し地点です。

あらかた弁当類は完売していたので、残っていた豚カルビ焼肉弁当をぱくつきます。
大半の方は剣淵の道の駅で休憩を済ませて早々に出発されたからか、殆ど人がいません。


深川市多度志よりも手前の道


PC3を出発しました。次は66kmほど先の深川市街地です。

前を行っていたミニベロの方が剣淵市街でコースを外れます。
なんでも、ホイールのスポークが折れてしまったため、ここでDNFされるとのこと。

ご挨拶して剣淵駅に向かう背中をお見送りしつつ、先を急ぎます。

その剣淵市街を過ぎ、いよいよ勾配が幾重にも連なる山間部へ突入しました。

道内でも有数の豪雪地帯のためか、畑にはまだ雪が残っており、除雪をしている農家の方もちらほら。
ちょろちょろと雪解け水も車道へと流れ込んできています。

ここから向かい風が強くなってきます。漕げども漕げどもスピードが上がらない。

そして平野部よりも気温が低く、寒さが頬に伝わります。
冬装備で臨んで良かったことを実感するひと時です。

おまけに勾配の連続が久しく乗っていなかった自分の体に堪えます。

向かい風に加え登り坂の道のり、おまけに腰が痛み出してきているのと、体力がダウン(眠気が間断なく来る)していることもあり、走っては休み走っては休みをしばしば繰り返します。

また、先述の後輪辺りから異音トラブルもあって、下りで時間を稼ごうにも、なかなかスピードが出せません。


そして貯金という名の時間がどんどん減ってゆきます。


無心で漕ぎ続けているうち、ようやく平地になり、息も絶え絶えになりながら深川市街地に入りました。

あと少し…あと少しと自分に言い聞かせつつ、制限時間内にたどり着くようにペダルをひたすら回します。


PC4のレシート。無念…


しかし、PC4のローソン 深川市役所前店に到着するも、時間とは儚いもの。

3分差(通過制限時刻は17時44分)でタイムアウト、
残す所あと40kmほどの地点で惜しくも足切りとなってしまいました。

運営の方へDNFの連絡を行います。
ただ、荷物を温泉に預けてあるので一旦スタート地点に戻らなければなりません。

さて、この先どうするかが問題です。


  1. このままコース通りに走ってゴール迄向かう(認定外でDNF扱いにはなるけど一応完走となる)
  2. 国道12号線沿いを走ってゴール迄向かう(ほぼ平らで一番近道だけど、それでも25km程ある)
  3. JRとタクシーでゴール迄戻る(費用が発生するけど一番早い)

(1)は諦めるとして、(2)のルートを取ろうにも既にモチベーションが下がりつつあるので、荷物を預けてもらっている高砂温泉まで再度走るのはなかなか気が重いものがあります。

ということで最終のJRのことも考え、ここは素直に「(3)JRとタクシーでゴール迄戻る」、ということに相成りました。

深川駅から特急とタクシーを乗り継いで高砂温泉に戻り、荷物を引き取った後に再度タクシーと特急で深川駅に向かうということになりました。


深川駅近くで食べたちらし寿司


深川駅に再び戻り、次の札幌行き特急まで時間があるということで、駅前の菊寿しさんでちらし寿司を頂きます。

疲れた体に美味しい寿司ネタと酢飯が染み渡ります。


深川駅構内


ご飯を頂いた後、深川駅にまた戻り、ここから特急を乗り継いで帰途に就きました。
疲れもあって、車内ではぐっすり寝入りましたが寝過ごすこともなく無事帰宅。


白紙のブルベカード


後日リザルトを確認しましたが、当日出走者でDNFは3名(メカトラ1名、タイムアウト2名(自分含む))、それ以外の方は全員時間内完走とのことでした。

もう少し自転車に乗り込んでいたら、完走できてたんだろうな…というのが一番の感想です。
次回参加のブルベはまだ決めていませんが、まずは秋頃を予定しています。
それまでに少しでも多く乗れたらとは考えています。

因みに、先に書いたロードバイク後輪からの異音ですが、地元のお店に持ち込んだところ、
フリーとスプロケの接合部が油切れしてこの音が起きていると思われるので、油を差し直して様子を見ようということなりました。
これで収まりますように…。


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