せたなライド 2018【後編】
おなじみのゴッペカエス看板
(中編はこちら)
第3エイドステーションのJA新函館 若松支店を出て、国道229号線をひた走ります。
そして、いよいよ今回のヤマ場とも言える、「ゴッペカエスな」(北海道弁で「台無しにするな・失敗するな」の意)看板を過ぎた辺りからの坂を通ることに。
ギアをインナートップにしてひたすらペダルを回し続けます。
息も絶え絶えになってきた頃、ようやく頂上の桧山トンネル(全長1010m)の入り口が見えてくると同時に胸をなで下ろしました。
この先も登りはありますが、残り距離が全体の半分を切ったのと、最も規模の大きい登りは越えたので、なんとかクリアできそうです。
てっくいランド前
桧山トンネルを抜けて下りつつ、再度海側に出ます。
突き当たりの丁字路を左折して南下し、第4エイドステーションの道の駅 てっくいランド大成に到着しました。
因みに「てっくい」とは地元でのヒラメの呼び名なんだそうです。
具は鮭と梅です
おにぎりを頂きます。朝食以来久々に頂く白米が嬉しい。
あと40km足らずとは言え、お腹も空きやすいのでここでがっちり補給を行います。
13kmなので次のASまで比較的短め
次のエイドステーションまで13km、タイムアウトの時間まで1時間近く残っているので、心理的に楽です。
撤収が徐々に進む
まだタイムアウトまで余裕がありますが、我々が最後尾付近のグループであるからか、徐々に撤収の準備を進めているのが分かります。
一息ついた後にてっくいランドを出発しました。
参道に入るのは流石に断念しました
漁村らしい町並みの大成地区を通り、途中の太田山神社で足を止めて撮影します。
ここは、日本一参拝が危険を伴う神社と言われるほどに斜度が高く、階段も途中までしか無い(それより先は岩場を伴う山道になる)のだそうです。
写真では、階段の真ん中に参拝用のロープが張られていますが、これを伝って登る仕組みです。
AS前では既にスタッフさんが撤収のため待機中でした
太田山神社を出て、しばし漕ぎを進めます。
この頃にはすっかり雨も止んでおり、道路も乾いているため走りやすいです。
その太田山神社の少し先にある、第5エイドステーションの太田緑地広場に入りました。
地元のお店が出しているそうです
ここでは水まんじゅうとカップケーキの両方を頂きます。
久々のおやつで、あまりのおいしさにペロッと両方とも平らげました。
霧がかっている
太田緑地広場を出ます。
この先はもうエイドは無く、25km先のゴールまでまっしぐらです。
海沿いを走ることもあり、ゴールまでほぼ平坦ですが、帆越山トンネル(全長1857m)など長いトンネルが幾つか控えているので注意して走る必要があります。
また、トンネルを抜けるたびに気温差でサングラスが曇って視界が遮られ、その度にレンズを拭います。
前半に通過した太櫓(ふとろ)地区を再度走り、後志利別川の河川敷から橋を渡って、北桧山地区の市街地に入ります。
ここまで来ると、ゴールまではもうすぐです。
ゴールゲート
沿道の「がんばってー!」という地元の皆さんの温かい声援が聞こえてきます。
そして、ようやく107kmを完走してゴールすることができました。
温泉は今回は時間の都合で断念
スタッフの方とハイタッチを交わします。
会場は既にバーベキューの匂いで満たされ、お腹が空いてきます。
泥水ででろでろの自転車
自転車をサイクルラックにかけ、ふれあいプラザ内で完走証を、外の受付で食材を受け取ります。
焼きウニが特に美味しい
食材セットはウニとアワビ、ハマグリと牛肉、それにおにぎりです。
これを、会場内のバーベキューブースで焼いて頂くのです。
お肉も旨い
107kmを完走したこともあり、炭火で焼いた魚介類やお肉がなおさら美味しく感じられます。
何を食べても旨い。
なお、手打ちそばもあったのですが、既におにぎりを食べていて満腹のため断念。
ゼッケン。跳ね上げた水と泥の付着跡が確認できます
コーラを前に
帰りは、ブログ繋がりで知り合った友人の寅年B型一人っ子さんに自宅まで送って頂きました。
前夜祭で当てたコーラも一緒に自宅まで。
(お疲れの中、お世話になり本当にどうもありがとうございました)
車中では終始お喋りで笑いまくって、まさかの意外な共通点とかもあったりしてビックリしながら帰途に就きました。凄いねえ。
そして改めて、一緒に走って下さった皆さんには感謝申し上げます。
完走証。来年も走れますように
【まとめ】
- GARMINは今回はフリーズせずにログを取れたことに成功
- バーベキュー最高過ぎた
- スタッフの皆さんの暖かさに感極まる
- お蕎麦は来年こそは食べたい
- 北檜山温泉ホテルの温泉も来年は入って帰りたい
- 来年は晴れますように
- でも雨ライドを経験できたのは貴重
- 世間は狭い
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